侍ジャパン稲葉監督 サプライズに涙…DeNA山崎が花束贈呈、4選手からメッセージ
家族への言葉で号泣「妻や子どもに感謝を」
野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督が30日、東京都内で退任記者会見を行った。会見では今夏の東京五輪金メダルに貢献した選手たちからメッセージが贈られ、DeNAの山崎康晃投手が花束贈呈。指揮官は涙を浮かべながら、東京五輪での金メダルを実現させた“教え子”との別れを惜しんだ。
指揮官にはサプライズの登場だった。山崎が自身の登板時のテーマ曲と共に会場に現れ、花束を贈呈すると、笑顔を見せていた稲葉監督にも東京五輪の熱い日々が蘇ったのか、目元を何度もぬぐった。
山崎は「いい形で金メダルに導いていただきありがとうございました。野球を通して日本中を引っ張っていただいたことに感謝いたします」と挨拶。さらに代表で共に戦った巨人・坂本勇人、ヤクルト・山田哲人、ソフトバンク・甲斐拓也、レッズ・秋山翔吾の4選手からもメッセージが寄せられた。
会見で稲葉氏が大粒の涙を見せたのは、話が家族に及んだところだ。みずから「私の最大の理解者であります妻や子どもに感謝を述べさせてください」と口にしたところで言葉に詰まり、大粒の涙を流した。涙、涙で感謝を口にした。(Full-Count編集部)