アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ(パリSG)が受けた危険なタックルに批判の声が上がっている。

 メッシは2日に敵地で行われたカタールW杯南米予選の第9節ベネズエラ代表戦(○3-1)で先発フル出場。問題のシーンは前半28分に起きた。

 PA手前中央でボールをコントロールしようとしたメッシに対し、ベネズエラのDFアドリアン・マルティネスが激しくチャージ。左足を地面に着けたメッシの膝付近を踏む形となっており、スローモーションでは一瞬逆方向に曲がったようにも見える危険なプレーだった。

 A・マルティネスはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て前半32分に一発退場。メッシは大事には至らず、90分間プレーした。

 スペイン『マルカ』によると、アルゼンチンではメッシが受けた中で最悪のタックルだという指摘もあり、アルゼンチン『TyC』の番組では「レッド? 刑務所行きだ!」との声もあったと伝えられている。

 A・マルティネスは試合後に自身のツイッター(@AdrianMartinz02)で「今日は言葉がない」と書き出し、「コーチングスタッフ、チームメイト、そして心の底から応援してくれているベネズエラのファンのみんなに謝りたい」と謝罪。メッシについて具体的には触れず、「僕は自分の国を愛し、自分の責任を果たす」とメッセージを締めくくった。