ダンサーたちの洗練されたパフォーマンスが光った東京パラリンピック開会式(新華社/アフロ)

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2021年8月24日に放送された東京パラリンピックの開幕式に、ジャニーズファンが熱視線を送っていたことをご存じだろうか。

演出チームに、振付師の梨本威温さんが参加していたことに、「あれ?パラ開会式の振付師の梨本威温さんって、やっぱり?あの!?!?梨本くん??」などと驚きの声が出ていたのだ。

「出世してるな!」ファン驚き

パラ開会式の演出チームは事前に公表されず、式が始まった後に組織委が明らかにした。24日夜、そのメンバーがスポーツ紙などに速報されると、ツイッターでは、振付の梨本さんに注目する声が相次いだ。

ダンスに関するニュースサイト「Dews」が18年に公開したインタビュー記事によると、梨本さんは10代でジャニーズJr.として活躍、退所後に大学へ進学し、その後29歳で振付師としてデビュー。「嵐」の振り付けも担当している。

そうした経歴もあって、梨本さんに注目したのは、ジャニーズファンとみられるユーザーが多かったようだ。ツイッターには、

パラリンピックの開会式、振付に嵐のコンサートでもたくさん振付してる梨本威温くんの名前もあるね」
「パラ開会式の振付に梨本くんが関わってると知って。嵐の振付やってたのは知ってるけどJrの頃の梨本くんを知っている身としては感慨深いというか、単純に凄いな!出世してるな!と思う」
「梨本さん、パラリンピックの演出チームの一員だなんてすごい 嵐のみんなも喜んでるだろうな」

といった声が出ている。

「その条件でどんなファンタジーが作れるのかを考えます」

なお、先述のインタビュー記事では、聞き手から「嵐の振付はどのように作っていくのですか?」と質問される一節もあった。これに対し、梨本さんは、

「これは嵐に限らずですが、ダンスの振付を作ること自体は一瞬で、それよりも振付に着手する前に完成の絵を決める時間が一番カロリーが高いです。振付師は、誰がいつどこでどんな衣装で踊るのか、それを誰がいつどこから観るのか、その条件でどんなファンタジーが作れるのかを考えます」

と、振付を考案する際の自らの姿勢を明らかにしている。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)