粗品「熱海が終わった」失言のウラで、YouTubeでもしていた不謹慎ネタ
「熱海が終わったもんな、雨で」
7月9日深夜に放送されたラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)での、粗品の発言が波紋を呼んでいる。
「静岡朝日テレビで一緒に番組をやっている宮崎玲衣アナに“雨女疑惑”があるという流れで、“(宮崎アナが『アメトーーク!』に出演した)次の日ぐらいかな。熱海が終わったもんな、雨で。いや、宮崎アナのせいで”と発言してしまったんです。相方のせいやさんはすぐにフォローを入れていましたが、粗品さんはそれに気づかなかったようで熱海の話をしばらく続けていましたね。周囲に指摘されてさすがにまずいと思ったのか、番組中に謝罪。ラジオアプリ『radiko』のタイムフリー配信でも、粗品さんの発言部分はカットされています」(お笑いライター)
番組を放送するニッポン放送も、彼のコメントを問題視したようで、
「14日に行われた定例会見では、檜原麻希社長が“誤解を受ける発言があったことは残念なことだと思っています。また放送局として、ご心配お掛けしたことをおわび申し上げます”と騒動について言及。放送後にプロデューサーから本人に厳重注意があったことも明かしました」(同・お笑いライター)
ノリで話していたわけではなく……
現在は深く反省しているという粗品だが、ネットニュース編集者は『オールナイトニッポン』の数日前にも“前科”があったと指摘する。
「粗品さん個人のYouTubeチャンネル『粗品 Official Channel』の生配信で、実はラジオと同じような熱海についての発言をしたんです。生配信を見ていた視聴者からも“不謹慎すぎる”というツッコミが多数入っていましたね。コメント欄の指摘を見ていなかったのかもしれませんが、少なくともノリで話してしまったわけではなく、彼にとっては“面白い話”という認識だったのは間違いないでしょう」
『週刊女性』が報じた、『新しいカギ』(フジテレビ系)での「まな板3時間待ち」事件など、最近は粗品の言動が物議を醸すことが多い。しかし、業界では彼を擁護する声も。
「失言をしてしまうのは、吉本興業のスケジュール管理にも問題があると思います。吉本はスケジュールが空いている限り、仕事を断ることはあまりない。そのためブレイク芸人たちは睡眠時間もろくに取れないまま仕事をこなすため、メンタル的にヤラれてしまうケースが散見されます。相方のせいやさんも、ラジオで“多忙のあまり、精神的に不安定になることがある”というような発言をして、ファンから心配されていました」(テレビ局関係者)
20代でブレイクを果たしたオリエンタルラジオにも、過去に同じような傾向があったという。
「'08年に『オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR』内で、中田さんの大好きな『新世紀エヴァンゲリオン』を巡って2人がガチの喧嘩をしてしまい、コーナーが中断される事件が起きました。ほかにも、スカパー!の『ヨシモト∞』という番組でMCを担当していたときは、毎日2時間生放送するというストレスからか、頻繁に喧嘩のような状態になっていましたからね(苦笑)。
芸人仲間からも“休みもなく毎日、相方と2時間生放送していれば、そりゃ喧嘩もするよ”と同情されていました。共演していたほっしゃん。も、当時はストレスからかなりピリピリしていましたね」(放送作家)
最近では、深田恭子が日々のストレスが原因で「適応障害」と診断され、主演ドラマを降板したばかり。それだけに、吉本芸人の働き方改革も進んでほしいところだが……。
「吉本は社内の方針で2〜3年で担当マネージャーが変わることもあり、長期的な目で売り出し方を考えることができない。いろいろな仕事をこなすことで鍛えられるのが吉本芸人の強みでもあるし、話のネタや人脈が増えるメリットもあります。ただ、最近はラジオやYouTubeはもちろん、イベントやライブでの言動も問題になる時代ですからね。
大きなストレスを抱えるほど働かせると、失言や問題行動を起こしてしまい、結果的に仕事を失ってしまう可能性も。ここ最近の粗品さんの言動を見る限り、少し仕事をセーブしてあげたほうがいい気がします」(同・放送作家)
2019年のブレイクから走り続けてきただけに、一度立ち止まってみるのもアリ!?