今月初め、新聞「ロンドン・タイムズ」がロイヤル時代の妃によるいじめを告発した。2018年にヘンリー王子とメーガン妃の報道官がウィリアム王子の報道官に対して送ったメールがリークされたことが発端だった。メーガン妃の報道官はメールの中で「メーガン妃の態度が原因で2人のスタッフが辞職した」と明かしている。ちなみにこの報道官はすでに王室の仕事をやめている。

この報道に対して妃は「中傷キャンペーンだ」と声明を発表、いじめ疑惑を全面否定した。告発の報道が浮上したのがオプラ・ウィンフリーによる妃とヘンリー王子のロングインタビューが放送される直前だったことから、インタビューを面白く思わない王室や上級スタッフの嫌がらせだとスポークスパーソンは非難していた。一方、王室は「いじめ疑惑の告発を精査する」と声明を発表。「職場でのいじめや嫌がらせは容認しない」と断固とした態度を示していた。

調査を始めた王室に妃が対決する姿勢を示している。最近、王室の関係者が新聞「メール・オン・サンデー」に語ったところによると妃は王室に書面を提出。いじめの告発に関する書類、メール、テキストメッセージを見せるように要求しているという。この書面を見たエリザベス女王はチャールズ皇太子に渡し対応するように依頼した。皇太子の側近が今、書類を探している。

ちなみに新聞「サン」によると王室は第3者の法律事務所に依頼していじめの告発を調べることを検討しているという。調査の結果や王室の発表次第では王室とメーガン妃側の対立が深まる可能性もある。両者が次にどんな動きを見せるのか注目したい。