【ネタばれ】『ウォーキング・デッド』ノーマン・リーダス、"絶対絶命"について語る

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日本では10月5日(月)に放送された『ウォーキング・デッド』シーズン10第16話「絶対絶命」。このエピソードについて、ダリル役のノーマン・リーダスが語る。(※本記事には、シーズン10第16話「絶対絶命」のネタばれを含むのでご注意を!)

シーズン10第16話では、ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)がアルファ亡き後、事実上ウィスパラーズのリーダーとなったベータ(ライアン・ハースト)に襲われた。

しかし、ニーガンが危機一髪というところでノーマン演じるダリルが登場し、彼がベータの息の根を止めた。

英Digital Spyのインタビューに答えたノーマンは、このシーンについて語った。「いい気分だったよ。ライアンのことは大好きだし、彼はクールな奴だからいなくなるのは嫌だけどね...。彼は俺のいい友だちだけど、あの死に行き着くまでにたくさんのことがあったからさ。ライアンが、"おっと、君が俺を殺すのか!?"って言ったのを覚えているよ」と、ベータの死とライアンの退場に少し複雑な気持ちに抱いていたよう。

そして、シーズン9でダリルとベータが繰り広げた大乱闘と比較しながら、次のように続けている。「誰もが、ダリルとベータの間で起こる派手な闘いを期待していた。俺もそう思ってたけど、意外な展開を入れなくちゃならなかった。だって、ニーガンはもう少し長く番組にいなくちゃならないし、ファンはニーガンが今後、どう同調していくかも見たいだろうしね。それに、彼は償いもしなくちゃいけない。マギー(ローレン・コーハン)が戻って来たから、ニーガンは(マギーに)殺されないよう、自分を償わなくちゃならないんだ。だから、あの闘いのシーンはああいう方向になったんだ」と説明した。

また、ダリルがベータに止めを刺すシーンについて、何度も製作スタッフと話合いとリハーサルを重ねたとのこと。「ベータは超デカいから、木のように切り倒すのが、ダリルが奴を仕留める唯一の方法だと考えた。それはシーズン9での闘いのようなシーンとは別になるはずだったから、撮影したバージョンを俺が考えたんだ」と述べている。そして、ダリルがライアンを蹴り上げて倒したくても、身長差のせいで思ったようにはいなかったとのこと。ジャンプしたらナイフでライアンを傷つける可能性があったため、爪先立ちで演じたことも明かしていた。

『ウォーキング・デッド』シーズン10は新型コロナウイルスの影響で製作が中断となったため、ひとまず第15話をもって今年4月に終了。ファンにとっては待望のカムバックとなったはずの第16話だが、全米リアルタイム放送の視聴者数は270万人で、シリーズにおいて過去最低の視聴率となっている。

これから生存者たちが、新たな敵とどんな戦いを繰り広げるのか目が離せない。スピンオフドラマで旅を続けることが決定している。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ウォーキング・デッド』(c)Jackson Lee Davis/AMC