【からだケアレシピ】夏の巣ごもりランチに!「アボカドサラダうどん」

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8月に入り、いよいよ夏本番。暑さにバテてしまわないように、普段からしっかりとからだをケアしておきたいところですよね。今月の美容薬膳研究家・ちづかみゆきさん(@miyukichizuka)の連載コラム「からだケアレシピ」では、心をケアする食材である小麦を使った冷やしうどんのレシピを教えていただきました。

ランチにおすすめの簡単レシピ


全国的に再び新型コロナウイルスの感染者が増えてきました。以前のように完全巣ごもり(ステイホーム)というわけではなくても、おうちでごはんを食べる機会がまた増えたというかたも多いと思います。

そこで今回はランチにおすすめの、とっても簡単な冷やしうどんレシピをご紹介します。

うどんは小麦で作られますが、小麦は夏に傷めやすい心(しん、いわゆる心臓)をケアします。暑い時期は心拍数も上がって心に負担がかかるために傷めやすいのですが、心は「こころ」と書くだけあって精神の働きを統括しているところで、傷めてしまうとめまい、動悸、息切れだけでなく、不眠、不安感などの症状がでてきます。

ちなみに心をケアする身近な食材は少ないのですが、小麦の他にゴーヤ、ひじき、黄ニラ、すいか、カカオ、アーモンド、ココナッツ、蓮の実などがあります。


そんな心をケアするうどんに合わせたアボカドやツナは元気を補う食材で、レモンは水分を作り出す働きをします。暑さで汗をかくと、水分だけでなく気も流れ出てしまうため、気を補う食材や水分を作り出す食材が欠かせません。

卵はタンパク質補給と味のために加えましたが、潤いや血を補う食材です。また、ディルやラディッシュはおいしさだけでなく、消化を促進し気を巡らせる働きがあります。


【8月のからだケアレシピ】半熟卵とアボカドのサラダうどん


材料(2人分)

・卵……2個
・ツナ……50g 
・アボカド……1個

【A】
・塩……2つまみ
・コショウ……少々
・レモン果汁……大さじ1

・ラディッシュ……1個
・ディル……適宜
・うどん(乾麺)……160g

【B】
・しょうゆ……小さじ1
・レモン果汁……大さじ1
・エクストラバージンオリーブオイル……大さじ1

・粗挽き黒コショウ……適宜


作り方

1. 沸騰した湯に卵を入れ、5分半から6分ほど茹でて半熟卵を作る。アボカドは軽くマッシュし、Aを加えて混ぜる。ラディッシュは薄くスライスする。Bを混ぜ合わせる。うどんを茹でる湯を沸かす。


▲茹でた卵は、少し殻を割って卵殻膜を破った状態にし、氷水に入れて冷やしておくと殻がむきやすくなります


2. うどんを茹でて冷水でしめ、よく水気を切って器に盛る。


3. 2にアボカドと温泉卵、ツナ、ラディッシュ、適当に葉を摘んだディルをのせ、Bをまわしかけ、粗挽き黒コショウをひく。


市販の食材を使えばさらにお手軽に!

夏のランチにはとにかく簡単なものを! と思い、本当に簡単すぎるレシピのご紹介なのですが、それでも面倒という場合もありますよね。

そんなときは、市販の半熟卵や温泉卵を用意していただき、冷凍うどんを使えばさらにお手軽で時短になります。

とにかく気軽に作っていただけたらと思います。


夏こそ胃腸の状態をチェックして。


汗をたくさんかくと、水分と気を失うことをお伝えしましたが、レモンやスイカのように水分を作り出す食材だけでなく、水やお茶などのようなリアルな水分の補給が必要になりますよね。

その際、胃腸があまり強くない人が胃の中にどんどん冷たい水分を入れると、必要な水分のはずなのに、かえって胃を傷めてしまいます。そうなると食欲も落ちますし、食べても消化できません。気を補おうにも食べられない、もしくは食べても栄養に変えられない状態になり、気は補われず、疲労は増すばかり。これが夏バテです。そのうえ心を痛めて不眠になり、睡眠が不足すればさらに気を消耗します。

食欲が落ちないよう、胃腸が弱い人は温かいものや常温のドリンクで水分補給してください。弱っているときには、夏バテ防止のために無理してがっつりしたスタミナ食を食べる必要もありません。そんなときはちょっとお部屋を涼しくして、胃腸にやさしい温かいスープや簡単なお鍋を。

まずは日頃から胃腸の状態を確認するクセをつけてみましょう。


ちづかみゆき Miyuki Chizuka(@miyukichizuka)|Instagram