「入る前にセーブしておけば良かった...」と後悔せざるを得ないブックオフ店内の様子がこちら
強い敵、いわゆるボスとの戦闘前にはセーブをするべきだというのは、ゲーマーたちの共通認識だろう。
現実世界においては残念ながらセーブ機能は備わっていないが、それでも「セーブしとけばよかった...」と思ってしまうような場面はある。例えば、こんな具合に...。
待ち構えている...!(画像ははさみたこ@hasamitacoさん提供、編集部で一部トリミング)
プラモデルやおもちゃの並んだ棚に挟まれた通路、その先には赤い馬(?)のようなぬいぐるみが待ち構えている。確かにこれは、近づいたら戦闘が始まってしまいそうだ......。しかも、かなりの強敵っぽい。
この写真は2020年7月19日、ツイッターユーザーのはさみたこ(@hasamitaco)さんが
「これは入店する前にセーブしとけば良かった、と思ったブックオフ」
として投稿したもの。まさかブックオフ店内だったとは...!
この写真にツイッターでは
「一方通行、赤単色、単体。明らかに中ボス以上確定ですね」
「左右の棚がたまたまモノトーン調で統一されているのもボスっぽさが強調されて良い」
「多分普段は可愛らしい姿なんだけど戦闘になった瞬間異形の怪物に変貌するやつ」
「いきなり戦闘始まって自パーティの準備不足に泣くヤツだ」
といった反応が寄せられた。
「今日おれはここで死ぬんだな」
Jタウンネットは21日、投稿者のはさみたこさんを取材し、話を聞いた。はさみたこさんがこのブックオフを訪れたのは6月のこと。滋賀県草津市内にある店舗だそうだ。
「なんかときめくもんねぇかなぁ!と何気なく入店した所、おもちゃコーナーの最奥にて、まるで待ち構えるかのように幼児用の馬の遊具が佇んでたんですね。しかも真っ赤っか。血の色。
俺もまあそれなりに場数を踏んでますから『今日おれはここで死ぬんだな』と直感しましたね...」
と当時の状況を振り返る。
血の色...?(画像ははさみたこ@hasamitacoさん提供、編集部で一部トリミング)
はさみたこさんは続けて、
「ゲーム等においてこの手のシチュエーションというのは、『避けようのない死亡フラグ』だったり『初見殺しの強敵』が待ち構えてるパターンが多いので、まさにそのパターンに陥ってしまったんだな、と。
『お店の近くにセーブポイント(やよい軒)があったのはそういう意味だったのか...!』と...」
と回想する。
どうやら、実際にセーブポイント(?)もあったようだ。これは鮮やかな伏線回収である。
また、はさみたこさんは今回の投稿について
「(話題になったのは)端的に言うと『片付けられていない馬の遊具と商品が山のように積み重なった通路』ですが、この『何気ないワンシーンを、少し視点を変えて考えてみる』という事が新しい発見や日々をちょっとだけ楽しく過ごす為のスパイスになるんじゃないのかな、と考えております。また、ご覧頂いた方がそう感じて頂けたのなら嬉しいですね!」
とコメント。その上で、多くの反響があったことについて、
「幸い、無事に故郷に帰って来ることが出来て、こうして反響を得られたのはとても良い思い出になりそうです。すごいですねぇ、Twitter...」
としていた。