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 2020年1月3日より開催される「未体験ゾーンの映画たち 2020」で上映されるビビアン・スー主演のホラー映画『人面魚 THE DEVIL FISH』の予告編が公開された。台湾の都市伝説をベースにした物語で、予告編では人の顔をした呪われた魚を巡る恐怖映像が見られる。

 本作は、台湾一家惨殺事件に隠された真実を描くホラー。家族全員が父親によって殺された邸宅の悪魔払いの依頼を受けた霊媒師が、悪魔を魚の体内に閉じ込めた。一方、離婚問題に苦しむシングルマザー・ヤーフェイ(ビビアン・スー)の息子が、その儀式を秘かに録画しようと忍び込んだ先で、魚の死体から稚魚が出現しているのを発見。彼はその小さな魚を持ち帰り、自宅の水槽に入れるが……。

 2015年に台湾で大ヒットを記録したホラー映画『紅い服の少女』(チェン・ウェイハオ監督)、2017年公開の続編『紅い服の少女2』に続く特別編という位置づけにある本作は、2018年台湾年間興収成績第4位に選出。台北映画祭では最優秀編集賞を受賞した。監督は、新鋭デビット・ジュアン。

 予告編では、魔神を魚に閉じ込めて油で揚げる奇妙な儀式のほか、人面魚の脅威にさらされた母を助けようと奔走する少年の姿が収められている。

 第9回目を迎える「未体験ゾーンの映画たち」は2012年よりスタート。様々な理由から日本公開が見送られてしまう世界各国の傑作・怪作映画を上映するもので、今年は全54本のラインナップとなった。(編集部・石井百合子)

「未体験ゾーンの映画たち 2020」は2020年1月3日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて開催※シネ・リーブル梅田では2月下旬より開催予定