夏の高校野球シーズンがいよいよ始まる。宮崎県では大会のスタートを切る開会式の選手宣誓を務める球児が選ばれた。

2019年6月20日に配信された朝日新聞デジタルの「選手宣誓、最後は2人で――」との記事でも取り上げられた。ところが、この記事がツイッターで思わぬ盛り上がりを見せている。

それは見出しにも含まれている、

「西都商の〇〇君と妻の××君」

との紹介だ。


開会式が行われるKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎(ja:User:Sanjoさん撮影、Wikimedia Commonsより)

一見すると、西都商業の主将の「妻」が、選手宣誓を務めるもう1人の球児という風に誤解してしまうのだ。

妻という名前の学校がある

この記事自体に間違いはない。実は、西都商業とともに選手宣誓に選ばれた高校は「宮崎県立妻高等学校」という名前だ。なので、地名だけで呼ぶと「妻」となってしまう。非常にややこしいところだ。

高校の名前を知っている現地人には何の違和感もなかったのだろう。しかし、記事に登場する「妻の××主将は―」の一文はどうも違和感を覚える。

こうした表現はインターネット上で注目を集めていて、ツイッターには、

「B L 学 園」
「最後は2人でケーキ入刀したんやろ分かるで」
「高校まで書いといてほしいわ」

など勘違いしてしまった人からの反応が相次いでいる。

西都商業と妻高校は2018年4月に開校した(新)宮崎県立妻高等学校に統合予定。今年度末で今までの2校が閉校し、新校になるため旧校での大会出場は最後となる。

思わぬところで注目を集めてしまった2人だが、最後の大会は全力で闘志を燃やしてほしい。