渋谷に「鉄の城」出現! 今しか見られない巨大建造物、宮下公園跡に
「SASUKE」のステージか?バベルの塔か?そんな不思議な建造物が、東京・渋谷に突如出現した。
存在感がすごい(19年2月15日撮影)
場所は渋谷1丁目、現在は閉鎖中の宮下公園がある交差点である。ここに写真のような鉄の怪物を思わせる建造物が立ち、工事が進んでいる。
空中公園となる宮下公園
これは宮下公園の再開発工事によるもので、公園は三階建ての、ホテルや商業施設まで入居する空間になる計画である。3階部分も緑化されて、渋谷のど真ん中ながら緑豊かな公園となる計画が、デベロッパーの三井不動産から示されている。現在建っているのはその新しい公園の構造物の一部というわけだ。完成は2019年8月の予定。
真下から見上げると、階段と思われる枠組みが見える。本当に空を覆うように建っている
夜間の様子
この構造物は1月下旬に建てられ始め、徐々に増築されて現状のように道路上空をすっぽり覆うまでになっている。広々としていた宮下公園の上空が突然このように覆い隠されたためなかなかのインパクトがあるが、これはまだごく一部にすぎず、さらに現在の公園敷地上空がすっぽりと新しい公園の基盤で覆われる見込みだ。
今は工事中のため鋼鉄がむき出しだが、これも完成時には小綺麗な見た目になるだろう。いかにもコンクリートジャングルという風情の現在の外観が見られる期間は長くない。
道路の上にのしかかるような鉄の城
今後、画像左右に増築されていく。右端の建設中のビルも公園の一部になり、ホテルが入居する
長年渋谷のシンボル的な公園だった宮下公園。空中公園ともいうべき再開発計画がこのように進んでいるが、これから一体どんな変貌を遂げていくのだろうか。