お客様自らの手で、うにをトッピングしていただく(写真画像は、すべて「うずのくに南あわじ」提供)

「うに」と言えば、寿司ネタでも高級品だ。ちょっとやそっとでは手が伸ばせない。だが、その贅沢な生うにをたっぷりトッピングしたハンバーガーがあるという。

「あわじ島うにクリームコロッケバーガー 極(きわみ)」、5400円(税込)。兵庫県南あわじ市にある「うずのくに南あわじ」が開発し、大鳴門橋記念館で販売を始め、話題となっている。

Jタウンネット編集部はさっそく電話で話を聞いてみた。

「本物の淡路島を食べていただこう」


イカスミ入り黒いバンズをのせて召し上がれ

「淡路島でうに......って知らなかった、とおっしゃるお客様が多いのですが、実はうには知る人ぞ知る淡路島の特産品です。夏は赤うに、冬は黒うにと、1年を通して新鮮な生うにが味わえます」と答えてくれたのは、「うずのくに南あわじ」企画・広報課長の宮地勇次さんだ。

「淡路島産の食材にこだわって、本物の淡路島を食べていただこうというコンセプトで新しい商品を開発していますが、2018年10月、『あわじ島うにクリームコロッケバーガー』1080円(税込み)を発売しました」と宮地さん。商品開発を担当したのは、選抜された若手6人の社員だった。

「でも、それだけでは物足りない。せっかくだから究極のうにバーガーを作ってみたい」と粘ったという。

生ウニと淡路島牛乳を使った濃厚な「うにクリームコロッケ」に、特製「うにグラスソース」をかけ、さらに淡路島特産の生うにをトッピングする。さらにバンズは、イカスミを混ぜ込んで殻に見立てた黒いバンズだ。うにの殻をイメージしたという。

バーガーは、島内の書家による「極」の文字が入った木箱に入れて販売される。木箱を包む風呂敷も、淡路島産タマネギの皮で染めた風呂敷に包まれており、食べた後はお土産にもなる。どこまでも淡路島産にこだわった逸品である。

19年1月から発売、1日1個限定で販売されている。


あわじ島うにクリームコロッケバーガー 極(きわみ)セット、木箱、風呂敷付き

「うずのくに南あわじ」は、13年10月開催「とっとりバーガーフェスタ2013 全国ご当地グランプリ」で、「あわじ島オニオンビーフバーガー」で日本一を獲得した実績を持つ。ご当地バーガーでは頂点を極めた実力を、「うにバーガー」に注ぎ込んだというわけだ。食べてみたいと思った読者は、淡路島へどうぞ。