30日、大相撲の幕内・貴ノ岩は、元横綱・日馬富士公平氏から受けた暴行被害による損害賠償として約2400万円の慰謝料を求めた提訴を取り下げた。理由は母国モンゴルで貴ノ岩とその家族がバッシングを受けているためだという。

すると、日馬富士公平氏は代理人を通じてコメント。貴ノ岩がバッシングを受けていることについて「モンゴルの国民性からして被害者である貴ノ岩関や、ましてやご家族が非難の対象となることは考えられません」などと語った。

すると31日放送、TBS「ビビット」では、貴ノ岩の元師匠である貴乃花光司氏の母・藤田紀子氏を電話取材。藤田氏は「(貴ノ岩が)あまりにもかわいそう」と切り出すと、「今回、自分のことよりも兄弟、家族のことを想って心の中で涙して諦めたんだと思う」とおもんばかった。

また貴ノ岩が提訴を取り下げたことに、「結局は被害者の泣き寝入り」という藤田氏は、「ケガをさせられた上に精神的苦痛を与えられ、またそれが家族にまで。あまりにも気の毒」と怒りを露に。

その他にも、貴乃花光司氏について、「もし去年の11月にこの事件がなければ、果たして貴乃花は協会を辞めてたでしょうか?結局は警察に訴えた貴乃花親方が協会を去らなきゃいけないことになったわけですから、このままで終わらして宜しいんですかね」とまくし立てた藤田氏は、「私はこのテレビを観ている世の中の方々に問うてみたい」と訴えた。