なりたい自分を遠ざけてしまう口ぐせとは?

写真拡大 (全2枚)

「でも」や「だって」といった言葉が口ぐせになってはいないだろうか。「言霊」という言葉があるように、言葉には魂があるように言われることは多い。ネガティブな言葉を普段から使っていると、物事がうまくいかなかったり、気持ちも上がらなくなるのだ。

『絶対幸運「ことだま」』(水蓮著、KADOKAWA刊)は、名前の持つ音の響きと性格分析を組み合わせた独自の鑑定法「ことだま鑑定(R)」の創始者の著者が、人生を思ういい方向に変えていくための日常生活で気軽に多用すると良い「ことだま」を集め、実践的でコミュニケションを円滑にしていくための言葉を紹介する一冊だ。

水蓮氏が講座や鑑定などを行い、水蓮流ことだまの鑑定者数は6000名を超えるという。
そして、鑑定を重ねる中で、悩みが多い人は複雑な考え方をしていたり、人に伝わりにくい言葉を使っていたりすることが多く、逆にうまくいっている人は、シンプルな考え方や分かりやすい言葉を使っていることが多いことに気づいたという。
つまり、「どんな言葉を使うか?」は「どんな人生を送るか?」に直結しているのだ。

「ことだま」は思えば思うほど、口にすればするほど、その通りの現実をつくりだすと著者。
だから、変化したい、叶えたいと思うことがあるとき、「お金がない」「時間がない」「親の育て方が悪かった」など、自分のできないことや自分に変化が起こらないことに対して「正当な理由」を上手に説明できればできるほど、その通りの現実をつくりだしてしまう。
自分が抱えている状況や人生を否定することはないが、こだわりすぎずに「事実として認める」ことが大切。そして、今日からは、「できる方法」や「実現していく方法」を言葉にすることで、夢を叶えることができるのだ。

「でも」「だって」「どうせ」といった言葉は注意すべきだろう。これらに共通するのは、前にくる言葉のエネルギーを変化させたり、打ち消す働きが強いことだ。この3つの言葉の多くは「否定的」に用いられ、これからやることの予防線や相手から厳しく言われたときの「言い訳」にも使われる。
これらの言葉を使い続けていると、自分や相手の可能性を奪ってしまうことになるので、「でも」「だって」「どうせ」とできない理由を解説するのではなく、「今」はできないと認める。そして、「だったら」「どうすれば」「できるか?」で考えることで、今よりも何倍も面白い人生を送れるようになるのだ。

「でも」や「だって」を使っているという人は、もっと意識的して言葉を使ってみてはどうだろう。人生ももっといい方向に向かうかもしれない。

(新刊JP編集部)

【関連記事】

心配しすぎるビジネスパーソンのための 「人に振り回されない禅の習慣」
もう雑に扱われない! 中身を変えずに“最高に大切に扱われる女”になる方法