曲面ディスプレイのイメージ

米Appleは、次世代の大幅な刷新を加えるiPhoneとして、画面に触らずに操作できる「タッチレス操作」と、上下にカーブする「曲面ディスプレイ」を開発中であると報じられている。

Bloombergなどによると、iPhoneの全く新しい操作方法は、画面にタッチしなくても、画面の上に手を浮かせて(ホバー)、手を左右にふるなどのジェスチャーで操作が可能になる「タッチレス操作(エアジェスチャー)」。

なお、ジェスチャー操作については、既にサムスンのデバイスでベゼルのモーションセンサーで感知して操作を可能にするシステムが製品化されているが、Appleの技術はディスプレイ全体で感知するテクノロジーになるとされている。


タッチレス操作(エアジェスチャー)イメージ

また、曲面ディスプレイは、上から下へ向けて湾曲し、中央部分が最もへこんでいるデザインになるとしている。

ただし、これらの技術は開発途上で、今後2〜3年かけて製品化を目指すとしている。技術が製品化のレベルを満たさなければ、開発がキャンセルされる可能性もあるという。

そのような情報が出た直後、このカーブしたiPhoneをイメージしたレンダリング画像が公開された。

カーブを描いたボディには、ディスプレイの下部に情報にはなかったキーボードが搭載され、遊び心をくわえたデザイン。これはNokiaのバナナ携帯と呼ばれた「8110」にも似たイメージとなっている。


Nokia 8110との比較

iPhone7では防水やイヤホンジャック廃止、iPhoneXではワイヤレス充電や全面ディスプレイなど、新モデルには新機能や新デザインを盛り込んできたApple。タッチレスや曲面ディスプレイのほかにも、折り曲げ可能なディスプレイの開発も噂され、2〜3年後のiPhoneはどうなっているのか、興味は尽きない。


こちらは、折り曲げ可能なディスプレイを搭載するとされる「Surface Phone」のイメージ

9to5Mac
URL:https://9to5mac.com/2018/04/05/curved-iphone-renders/
2018/04/06