全域にポケストップが存在し、広さゆえに人とぶつかることも、車に気を付ける必要もない―――鳥取県の平井伸治知事による「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」以降、同県を代表する観光スポットである鳥取砂丘は、スマホゲーム「ポケモンGO」の「聖地」と化している。

そんな鳥取砂丘で2017年11月24日〜26日までの3日間行われたイベント「Pokemon Go Safari Zone in 鳥取砂丘」は大盛況で幕を閉じ、30日の県の発表によると、合計参加者数、経済効果ともに他の大規模商業イベントに匹敵するような結果が得られたようだ。

レアポケモン目当てに...


「Pokemon GO Safari Zone in 鳥取砂丘」メインイメージ(鳥取県プレスリリースより)

鳥取県の発表によると、参加者数は11月24日が2万1000人、25日が3万7000人、26日が3万1000人で、3日間合わせて8万9000人にのぼった。「バリヤード」「アンノーン」などの日本では出会えないレアポケモンが出現することも話題を呼び、初日の24日は金曜日でありながらも2万超の人が集まった。

3日間合計で8万9000人というと、人気アーティストの大規模ライブや音楽フェスに匹敵する動員数だ。

それに伴って経済効果も大きく、推計で約13億円の観光消費額に加え、5億円分ものPR効果があったという。

ポケモンGO」サービス開始時の熱狂と比較すると、その人気は落ち着きつつあるとされることも多いが、こうした大規模イベントが成功したことで、ツイッターには

など、驚きの声が相次いで投稿された。

鳥取砂丘のような条件を備えた土地は珍しいため、同様のイベントの他地域での開催は難しくとも、こうした盛り上がりを受けて更なる「ポケモンGO」のイベントの開催は期待できそうだ。