ローマ、若手FWウマルをトリノにレンタル…リオ五輪では日本相手に先制弾

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 ローマは16日、元U−23ナイジェリア代表FWサディク・ウマルがトリノにレンタル移籍したことを公式サイトで発表した。1シーズンのレンタルで、トリノが買取オプションを持つ。また、ローマがトリノへの完全移籍を拒否できる権利も結ばれている。

 現在20歳のウマルは、1メートル92の長身FW。2013年に故郷のナイジェリアからセミプロのラヴァニェーゼに入団し、イタリアでのキャリアをスタートさせる。2014年から所属したスペツィアでは、下部組織のカンピオナート・プリマヴェーラで26ゴールを挙げて得点王に輝いた。その後、ローマにステップアップ。2015−16シーズンはセリエAの6試合に出場し、2ゴールをマークした。昨シーズンはボローニャにレンタル移籍してプレーしたが、7試合の出場でゴールはなかった。

 2016年のリオ・デジャネイロ大会にはナイジェリア五輪代表として出場。5−4と打ち合いになった初戦の日本代表戦では開始6分に先制ゴールを決めると、51分には鋭い切り返しからPKを獲得した。その後も主力として活躍し、6試合で4ゴールを記録。ナイジェリア代表の銅メダル獲得に貢献した。