古今東西を問わず、食べ物の話題は人々のこだわりの違いを浮き彫りにし、議論を呼んできた。その中の1つである「から揚げレモン論争」についての調査記事をJタウン研究所で2017年4月14日に発表したところ、ネット上で注目を集めた。

かける、かけないという2択では見えてこない、実際の人々の声をピックアップし、「から揚げレモン」に関する反応を見てみよう。

様々な反応がありました(Jun OHWADAさん撮影。flickrより)

かけるのは「小皿に乗せてから」「他の人に聞いてから」

「かける」派の意見を見ていくと、やはり穏健で常識的な範囲でレモンを使用するという人が多かった。「レモンかけておいたぞ!」と先走る人は少数になりつつあるようだ。

逆に「かけない」派は、レモンによるさっぱり効果に疑問を抱く意見が相次いだ。油分が気になるならそもそもから揚げを食べるべきではない、という考えには一理ある。

その他の人の反応を見ても、「何が何でもかける」「何が何でもかけさせない」という意見はごく少数で、小皿での取り分けや事前の声掛けを行い、両派の住み分けを行う穏健派が多数だった。

何かとマナー関連の事柄が話題になる昨今、賛否を分けるような行動に関しては周知が進みつつあるようだ。