[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年3月28日放送の「石田ジャーナル」のコーナーでは、「大型農産物直売所(ファーマーズマーケット)」について取り上げられました。


「めっけもん広場」公式サイト

番組では、和歌山県紀の川市にある大型農産物直売所「めっけもん広場」を特集。農家をやる気にさせる、モデルケースを紹介していました。

「めっけもん広場」の場合は...

青果物のほとんどは生産者が価格を決められず、農家の取り分は、流通などでかかる費用などを除く45%。しかしそこには、人件費や肥料などの費用も含まれています。

「これでは農家のやる気が出ない!!」ということで、地域のJAが力を入れているのが、大型農産物直売所です。直売所では、生産者である農家が青果物を値付けでき、15〜20%の手数料を支払い、残りは農家の利益になります。

そんな中、直売所成功のモデルケースとして政府から表彰されたのが、JA紀の里が運営する直売所「めっけもん広場」です。「めっけもん広場」は年間72万人が来場、10年連続で売り上げ25億円を超えています。

人気の秘密は、「果物・野菜の豊富な品揃え」と「とにかく安い!」こと。紀の川市は小規模農家が多く、生産量は決して多くはありませんが種類は豊富です。そして大きな魅力である安さの秘密は"農家自身が値段を決めるため農家同士が競争している現場"にあり、さらには品質向上にもつながっています。

めっけもん広場の岡田店長は「今後めっけもん広場の看板を使って様々な企画を展開し、紀の川市の農業をもっと知ってもらえればと思います。」とのこと。

生産者も購入者も潤す素敵な取り組みですね。(ライター:けあるひの)