[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年2月27日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、金沢の桜餅を紹介していました。


過去のJタウンネット調査では石川県も「関西風」が優勢だった

桜餅といえば、お餅タイプの関西風と焼き皮タイプの関東風があるのですが、金沢の桜餅は関東風の焼き皮のものが主流です。

馴染みが薄い関西風も逆手にとって販売

金沢で地元に人に桜餅について尋ねてみたところ、ほとんどの人が焼き皮タイプの桜餅しか見たことがないという解答でした。

しかし、関西の人からすれば、餅なのに餅じゃないなんて、と驚きなんだそうです。

金沢市旭町にあるお菓子処美福では、昭和37年の創業当時から焼き皮タイプの桜餅を販売しているそうです。

また、金沢市小立野にあるお菓子処はしづめの店主は、製菓専門学校の講師をしており、焼き皮タイプのものを「桜餅」として教えているそうです。

一方で、関西風の桜餅は、「道明寺」と言い桜餅と区別していました。道明寺は蒸したもち米を乾燥させて砕いた「道明寺粉」から作ります。

この関西風の桜餅を売っているお店はないかと探したところ、金沢の二つの和菓子店で見つけることができました。

ひとつの店は、あえて珍しいので作っているということで、もうひとつの店は、スタッフが関西風が好きなのと、小麦アレルギーのスタッフがいるそうで、関西風にしたそうです。

もともと桜餅は、江戸時代に江戸で流行し、参勤交代で金沢に伝えられたもので、関東風のものが多いとのことです。(ライター:りえ160)