このコーナーでも何度か取り上げている、まったく話の通じない「モンスター隣人」。

香川県のPさん(20代女性・主婦)も、そんな厄介さんに遭遇したという。騒がしい隣人に、管理会社を通じて注意したところ、静かになるどころか、異常な嫌がらせを仕掛けてきたのだ。

深夜まで続く騒音、相手の勤め先に通報

ある大手不動産会社のアパート1階に入居したときのことです。

2階の部屋とは、玄関先が仕切りを挟んですぐ隣。うちの部屋はそのまま入れますが、2階の部屋は玄関を開けたらすぐ階段があり、そこから上がって入る、という構造です。

ところがその2階の方(以下、A、B夫妻。30代)が、毎朝毎晩、階段をドタドタと上り下りしては、部屋の中をすごい足音で深夜まで歩く、はたまた走り回る。

騒ぎ声は連日にわたり、我慢の限界を超え、管理会社に連絡をしました(毎日記録をつけたりしました)。

一度は相手方も「気を付けます」とのことだったと、管理会社からも連絡をいただきました。

画像はイメージです(Chris Priceさん撮影、Flickrより)

しかしその夜です。

ドンドン!と何かを殴るような音に、ジャンプの連続――。

日を改めて管理会社に連絡しました、が......改善されず......。

さらに管理会社と話すと、「では、相手方の会社に連絡しましょう。会社名義で借り上げていますから」。

「バカ野郎!」と叫ぶ、液体をまく...

これが原因で、上司から注意でもされたのでしょうか。

ある夜、AB夫妻が帰宅と同時に、うちの玄関先の壁を殴り、傘を振り回し始めたのです......!

ひととおり暴れた後、Aが「バカ野郎!!!!」と捨て台詞を吐いて2人は部屋に戻り、そしてさらに一晩中騒ぎ続けました。

一部始終を録音やメモするなどして、管理会社に提出しましたが、向こうもお手上げ状態に......。

一方、AB夫妻の嫌がらせはこの日以降ヒートアップし、玄関先に液体をまいたり、ゴミを漁ったり、さらには部屋から出られないように玄関先を自転車でふさぐ、スプレーをまく。

そして、連日深夜まで続くものすごい声と足音。気が狂いそうになり、仕方なく警察に通報したところ、少し静かになったと思ったのですが、数日経つと再び嫌がらせは過激化......。

田んぼに落とそうと車で...

あるときなど、子どもたちとアパートの前を歩いていると、AB夫妻が急いで車に乗り、田んぼに落とそうと必死に幅寄せをしてきました。

身の危険を感じ、管理会社にも相談しましたが、私たちが引っ越しするしかないのでは――とのこと。

被害を受けた私たちがなぜ逃げなければならないのか、と思いましたが、管理会社も直接注意したときには、玄関先にもかかわらずBが逆上し怒鳴り、泣き狂い、殴りかかろうとする勢いだったといいます。管理会社としては、弱い立場の人間を引っ越させる方が楽なので、そのような話になったのだとは思うのですが、とても理不尽で納得できませんでした。

聞くと、以前にも私たちの前の住人がAB夫妻のせいで引っ越しをさせたり、同じアパートの他の方ともトラブルになったりしていたようです。結局私たちも引っ越しましたが、管理会社も放ったらかしのようで、ひどい対応でした。

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