「おめぇが生むわけじゃねぇんだから別にいいじゃん」 妻の出産を控えたベジータを修行に誘う悟空が「クズすぎる」と話題
漫画「ドラゴンボール」の孫悟空といえば、何度も地球の危機を救ってきたヒーローであるが、一方で働かない、戦いばかりで子育てや家事に参加しないなど、家庭人としては「クズ」ではないかと度々指摘されてきた。
そんな中、現在放送中の「ドラゴンボール超」(フジテレビ系)でも、相変わらずの見事なクズっぷりを披露し、ネット上で話題になっている。
ベジータ「馬鹿か。こんなときに修行なんてしてたらずっと恨まれるぞ」
2月5日の放送では、冒頭で市場に野菜を売りに行っていた悟空。野菜を売って多少の稼ぎを得ると、「これでしばらくはチチにうるさく言われねぇで修行に集中できっぞ」と独り言を呟いていた。
一応、二児の父親であるのだが、働いて稼ぎを得るよりも、自身の修行に打ち込みたいらしい。
息子である悟天への教育という点からも悟空には疑問がわく。妻のチチは「鍛えるなら体じゃなくて頭」、「修行なんてしたって一ゼニーにもならねぇべ」と息子には修行よりも勉強をさせたがっている。しかし悟空はそんなチチの目を盗んで悟天を修行へ連れ出してしまう。
極め付きは、ベジータを修行に誘うときに悟空が放った一言だ。ベジータの妻・ブルマは出産を間近に控えているが、そんなことは悟空には関係ないらしい。
悟空「またビルス様の星で修行すっぞ。ベジータも行こうぜ」
ベジータ「今回、俺はパスだ。ブルマに会っただろ、もうすぐ生まれるんだよ。行けるか」
悟空「おめぇが生むわけじゃねぇんだから別にいいじゃん」
ベジータ「馬鹿か。こんなときに修行なんてしてたらずっと恨まれるぞ」
悟空は「そうか? オラ悟天が生まれたとき死んでたからな」
悟空の仲間、ウイスも「構わないじゃないですか、出産するのはブルマさんですよ」とひどい。そして悟空は去り際に一言、「知らねぇぞ、おらの方がうんと強くなっても」と残して修行へと旅立っていった。
こうした悟空を見ていると、戦闘能力は高いのかもしれないが、夫としても父親としても失格ではないかと思わずにはいられない。
「よく悟飯があんなに真っ直ぐいい子に育ったな」
放送後には、ツイッター上に「悟空のドクズっぷりに爆笑」といった声が溢れることとなった。
「出産すんのはブルマなんだから関係ねぇーじゃねぇかって納得いかなそうな悟空どうなの」
「私も今日ドラゴンボール見て悟空さ、こういう事には頭沸いてんな...と思った」
「でもう悟空さのクズっぷりは宇宙一だな。よく悟飯があんなに真っ直ぐいい子に育ったな…って思ったけど多感な時期にピッコロさんからの愛情貰ってたからだわ」
出産を控えた妻の「傍にいてやらないと」と修行を断ったベジータを見直したという声も相次いだ。
「ベジータがいい旦那してた(笑)きゅん!」
「今日たまたまドラゴンボールを久しぶりに見たんだけど、ベジータいいパパだね!」
一方で、悟空は人間ではなくサイヤ人だ。出産に対する感覚も違う、という指摘もあった。
「悟空は純粋なサイヤ人だぞ。ただ育ちが地球で頭を強く打ったことで今の性格になったけど本質はサイヤ人だぞ。思い出せ!!サイヤ人とはそういうものだ!!」
ただ、それをいえばベジータも同じサイヤ人なわけで、やはり悟空はクズということになってしまう。無邪気でデリカシーの欠片もないところが悟空の魅力ではあるが、リアルに夫だったら大変そうだ。