2017年2月1日、ツイッターに次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

中国新聞の公式アカウントが投稿しているこの写真は、1日付朝刊に掲載された全面広告だ。2月1日からキャンプインした広島カープへの応援広告のようだ。まるで歌舞伎の隈取りのようなデザイン処理で登場しているのは、昨年大活躍した若手の成長株・鈴木誠也選手だ。「神ってる」男の顔のアップは、やはりかっこいい。

「こういうカープがやっぱり好き」


冒頭のツイートで取り上げられた中国新聞の全面広告には、多くのファンからこんな声が寄せられている。

朝早く届いた反応は、「今年中国新聞は新キャッチフレーズ『力舞吼』にかけて傾奇者誠也!!」「誠也くんだよね あはは 悪そう?」といった率直な感想だ。

ところが、朝刊18ページの全面広告には隠されたメッセージが込められていた。それに気付いた人から続々とツイートがやってきた。

赤松真人外野手は昨年12月28日、初期の胃がんであることを公表、今年1月5日に広島市内の病院で切除手術を受けていた。1月16日に退院し療養中の赤松選手に対して、広告コピーの各行の先頭の文字を縦に読むと、「マッテルゾアカマツ」というメッセージになっていたのだ。

カープファンは今年も熱い。