2日、テレビ朝日「報道ステーション」では、ロサンゼルスドジャース・前田健太が生出演。広島時代の先輩、前田智徳氏との共演が実現した。

まずは「マエケン」と呼ばれるようになったきっかけについて、「(前田智徳氏がいるため)前田っていう苗字を呼び捨てにできない、広島では。僕のことを前田とは呼べなくて」と話したマエケンは、「球場で前田って呼ばれても振り向かないようにしている」と続け、周囲を笑わせた。

そんなマエケンのメジャー初シーズンはチームトップとなる16勝を挙げる活躍を見せた。「16勝できたことは自信になりましたし、いいことも悪いことも経験しましたけど本当にいい一年だった」と語ると、一年間ローテーションを守ったことについても「すごく長いシーズンでしたし、初めてのメジャーリーグだったので慣れることに大変で体も疲れましたけど気持ちもすごく疲れました」と振り返った。

それでも厳しいシーズンを乗り切った要因を訊かれると、マエケンは「ブルペンに入るんですけど力抜いて投げますし、球数も減らました。しっかりケアをして。トレーニングもしっかりすることですかね。疲れを取るだけでなくて継続して体の筋力を維持する」とコメント。メジャーのバッターについては「(日本とは)違いますね。失投だと思ったボールが日本の時はヒットだったんですけど、それが全てホームランになってしまった。失投を逃してくれないのがメジャーリーグ」などと話した。

また話題が広島のリーグ優勝に移り、前田氏が「日本もドジャースも応援していました」と話すと、マエケンは「登板が終わったら、前田さん、いつもメールをくれる」と紹介。前田氏は「取材に行かせて貰ってメールが届いたんですよ、マエケンさんから」ときっかけを明かすと、「(アドレスを)教えたことないのに(メールが)届いたと思いながら、なんか返さなければいけないなと思い、登板ごとに一言気付いたことを言いながらあっという間にシーズンも私も終わりました」とおどけてみせた。

するとマエケンは「まさか前田さんとメールする日がくるとは。広島の時は考えたこともなかったので」と切り出すや、「今すごく優しいですけど、現役時代は怖かったので」とぶっちゃけ。負けじと前田氏も「現役時代も優しかったんですけど、(マエケンは)エースなんで近寄りがたいので・・・」と言い返した。