XFN-ASIAによると、CSRC（中国証券監督管理委員会）は17日、ウエブを通じて、売買可能な株式の自社株買いについて、新ルールを制定し、17日から適用すると発表した。それによると、今後、上場企業が自社株買いを行う場合、取締役会の承認を得て、CSRCに内容を報告、10営業日以内にCSRCからの反対がなかった場合は、そのまま自社株買いを実施できるとしている。

　　中国の株式市場では、試験的なプログラムとして、上場企業は、売買が禁じられている非流通株（その大半は国営企業の株）の市場を通じた売却が許可されていることから、株式市場の需給悪化懸念が強まっていた。

　　新ルールによると、自社株買いを行う企業は、自社株買いの期間中は新株発行ができず、株式の取得は公開買い付けを通じて行われなければならないとしている。また、取得する株式は、1年以上上場されているものに限られ、自社株買いを行う企業も過去12ヵ月間に法的なトラブルを起こしていないことが条件となる。また、購入した自社株については、金庫株として保有することができる。邯鄲鋼鉄と三一重工は17日、自社株買いを行うと発表した。【了】