イタリアでは、インテルFWマウロ・イカルディアルゼンチン代表に選ばれないことが常に騒がれている。『スカイ・スポーツ』や『Rai』などイタリアメディアは13日、アルゼンチンでの報道として、イカルディの代表入りに拒否反応を示している一人がバルセロナFWリオネル・メッシだと伝えた。

23歳と若いイカルディだが、2013年にサンプドリアから加入したインテルではキャプテンマークを巻いている。2014-15シーズン、元イタリア代表のルカ・トーニと並び、セリエA得点王となったイカルディは、今季も開幕から7試合で6得点を挙げ、得点王争いトップタイと好調だ。

しかし、そのイカルディはアルゼンチン代表に招集されていない。その原因は、プライベートにあると言われる。イカルディはかつて、サンプドリアで同胞マキシ・ロペスの妻ワンダ・ナラと関係を持った。最終的にワンダ・ナラはロペスと別れ、イカルディと再婚。イカルディは“先輩“の妻を寝取った形となった。現在、ワンダ・ナラはイカルディの代理人も務めている。


イカルディの行動は、一部のビッグネームを不快にさせた。先日も、アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナが「裏切り者について話すことはない」とイカルディを批判している。


だが、イカルディをよく思っていないのは、現役のアルゼンチン代表選手も同じだという。アルゼンチンのテレビ「Debate Final」の報道として伝えられたところによれば、イカルディの代表入りを拒んでいるのは、「メッシ一派」だというのだ。

コパ・アメリカ決勝後に代表引退を宣言したメッシだが、エドガルド・バウサ監督が就任してから引退を撤回した。今後もメッシが代表でのプレーを続ける限り、その影響力は計り知れない。報道が事実なら、イカルディがアルゼンチン代表入りを果たすのは当分先となりそうだが…?