XFN-ASIAによると、IEA(国際エネルギー機関)は10日、6月の石油月報を発表し、2005年の中国の原油需要予測を前年比7.1％増の日量689万バレルに上方改定した。前月の予測は、日量685万バレルだった。また、IEAは、第2四半期の中国の原油需要予測を日量16万バレル下方改定する一方、第3四半期と第4四半期の需要予測を日量14万バレル上方改定した。さらに、今年後半の中国の原油需要予測は、従来の日量688万バレルから672万バレルに下方改定された。IEAは、月報の中で、中国政府による、ディーゼル燃料などの価格抑制政策や、電力料金を調整して燃料油の使用を減らす政策が原油需要に影響を及ぼしていると分析した。　【了】