XFN-ASIAによると、香港株式市場に今月上場を予定している中国銀行5位、交通銀行のIPO(新規株式公開)の公募価格が、1株当たり2.55香港ドルに設定される見通しとなった。香港紙・明報が、関係者の話として10日付で報じた。それによると、交通銀行のIPO想定価格帯である1株当たり1.95−2.55香港ドルの上限で設定される模様。同行は、今月23日に上場する予定で、公募価格は17日に正式に決まる。発行株式数は58億6000万株で、最大149億4000万香港ドル相当の資金を調達する予定。

　　また、交通銀行の株式19.9％を保有する、英銀最大手のHSBCホールディングスは、現在の保有水準を維持するため、19億4000万株を引き受ける予定。引受幹事は、米ゴールドマン・サックス証券とHSBCが務める。【了】