CBS MarketWatchによると、7日の米債券市場は、アラン・グリーンスパン米FRB（連邦準備制度理事会）議長が米国東部時間の6日夜、北京で開かれている国際通貨会議で衛星回線を通じた講演を行い、金利の引き締めが目先、緩和されるとの見方を否定しなかったことを受けて、債券が買われ上昇した。指標の10年国債の利回り（債券価格とは反対に動く）は、心理抵抗線の4％を下回る3.910％（前日値3.96％）だった。同議長はまた、最近の米長期金利の低迷が、景気減退の兆候であることを認める発言をしたことも債券価格の上昇に寄与した。【了】