XFN-ASIAによると、オランダの金融グループINGは、今年8月までに人民元が約10％切り上げられ、その結果、連れ高で香港ドル、台湾ドル、シンガポールドル、韓国ウォンなどのアジア通貨の対ドル相場が1−4％上昇するという見通しを発表した。

　　INGのエコノミスト、ティム・コンドン氏は、「ドル/人民元の3ヵ月予想では、前回予想の1ドル＝8.07人民元を1ドル＝7.45人民元に、また、ドル/リンギット（マレーシアの通貨単位）の3ヵ月予想では、前回予想の1ドル＝3.7リンギットから1ドル＝3.42リンギットにそれぞれ改定した」と述べた。また、同氏は、人民元の影響を強く受けるアジア通貨は、中国とマレーシアとの貿易の割合が高い、香港、台湾、シンガポール、韓国の通貨になるという見方を示した。　【了】