見るからにヤバイ匂いがプンプンします。スウェーデンのとあるエンジニアは、8個のガソリン駆動のプロペラを搭載した「空飛ぶカーペット」を作成しました。手作りのフレームにホビー用ラジコンのコントローラー、そして背中の後ろに括りつけられたポリタンク…およそ安全性を考慮していない設計が素敵すぎます。
 


 
amazingdiyprojectsというアカウントでYouTubeに投稿されたこの奇妙な乗り物は、とあるエンジニアの男性がDIYにてコツコツと作り上げた結晶です。動画を見ると、この空飛ぶカーペットは70kgのペイロード、最大離陸重量は125kgを誇り、空席状態では苦なく飛行している様子が確認できます。
 



 
またガソリンエンジンを搭載することにより、長時間の飛行や給油時間の短縮が見込めます。その代わり、エンジンや給油周りのシステムは複雑化しています。またスロットル操作に対する反応の遅さや熱から、普通はこのようなシステムには電動プロペラを利用するのですが…でも、エンジンにはモーターにはないロマンがありますからね。仕方ないです。
 



 
この空飛ぶカーペットですが、以前にはエンジントラブルによるクラッシュも起こしています。幸いなことにクラッシュ時にはパイロットはシートに座っていませんでしたが、これもガソリンエンジンの取り扱いの難しさのためでしょう。
 


 
このようなクラッシュを乗り越え、最新バージョンでは製作者を乗せて元気に空飛ぶカーペットが浮遊する様子が公開されました。
 
このまま彼が安全に空飛ぶカーペットの開発を続けられることを、遠い日本から祈りたいと思います。
 
Image Credit: amazingdiyprojects
■Man levitates on terrifying gasoline-powered flying carpet
http://www.gizmag.com/home-made-manned-multirotor-flight/44539/?utm_source=rss&utm_medium=rss