完全ソーラー発電の飛行機で世界一周することにより、クリーンエネルギーの可能性を世に広める「Solar Impulse 2」プロジェクト。すでに地球を半周以上飛行している同プロジェクトですが、とうとうゴール目前のエジプトにまで到着しました。
 
Solar Impulse 2は大西洋時間の午後10時13分に、エジプトのカイロ国際空港に到着。パイロットのAndré Borschberg氏はたった一人で、2日におよぶスペインからエジプトまでの飛行を成し遂げました。エジプトに到達したSolar Impulse 2とピラミッドの対称がなんとも幻想的ですね!
 
今後はパイロットをもう一人のBertrand Piccard氏と交代し、いよいよラストとなる17回目のフライトで出発地点のアブダビまで飛行する予定です。アブダビをスタートしたのが2015年の3月ですから、もう1年半近くも世界中を飛んできたことになるんですね。
 
今回の飛行では、Solar Impulse 2は合計3,706kmを48時間51分かけて、ソーラー発電した電力のみで飛行してきました。また昼間には発電分をバッテリーに充電し、夜間にその電力を利用するなどの工夫も行われています。最後のフライトの予定日はまだ発表されていませんが、世界中を飛び回ってきたSolar Impulse 2ならきっと成功させることでしょう!
 
Image Credit: Solar Impluse
■Solar Impulse 2 closes in on circumnavigation with Cairo arrival
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