インテルFWマウロ・イカルディの妻であり、代理人も務めるワンダ・ナラが10日、選手の去就をめぐるツイートをして騒動となった。現在、ワンダさんはツイッターを非公開にしている。

キャプテンを務めるイカルディは、以前から去就が騒がれている。インテルにとって絶対のエースだが、クラブは財政面の問題から高額のオファーであればイカルディを売却すると言われている。

イカルディは以前からインテル残留が希望だと述べているが、イタリアメディアは選手がクラブに年俸アップを求め、インテルがそれを拒否したとも報じている。

そんななか、ワンダさんはツイッターで「残念ながら、私じゃなくクラブの問題」「私もマウロも望んでいない。クラブに彼を売る必要がある。4000、5000、7000万ユーロはクラブにとって…ちょっと考えてね」とツイート。インテルが選手サイドの希望に反して売却に動いていると明かした。


さらに、ワンダさんは『calciomercato.com』のインタビューで次のように語っている。

「私が知る限り、インテルはイカルディを売りに出した。多くのクラブが関心を寄せている。全員に最大の敬意を払いながら状況を検討する。マウロはインテルを去ることをすごく残念に思っているけど、私たちはクラブの財政状況や、イカルディを残せないのが明らかだということを理解した。契約解除金の設定はなく、インテルが法外な移籍金を求めないように願うわ」


ワンダさんは先日、アトレティコ・マドリーがイカルディに関心を寄せているとも明かしたところ。SNS上で選手の去就に関して頻繁にコメントしたことで、サポーターから不満の声もあるようだ。

また、今回のツイートはインテルとの関係悪化にもつながりかねない。そういった状況も危惧してか、ワンダさんは現在、ツイッターやインスタグラムのアカウントを非公開にしている。

先日、キャンプ地でのチームお披露目の際にDF長友佑都とのセルフィーを公開し、雰囲気の良さもうかがわせていたイカルディ。今後の進展が気になるところだ。