イタリア代表FWシモーネ・ザザがEURO2016でPKを失敗し、批判を浴び続けていることで、恋人のキアーラ・ビアージさんがついにキレた。

ザザは2日に行われたEURO2016準々決勝ドイツ戦で、延長戦終了直前から途中出場した。PK戦を見据えてのアントニオ・コンテ監督の起用だ。ところが、ザザはPK戦の2番手に登場し、クロスバーの上へとPKを外してしまった。

特に“ネット民”がターゲットにしたのが、ザザがPKを蹴る前に何度も助走していたことだ。「ザザダンス」と命名された独特のステップは、多くのサポーターからからかわれている。


イタリアはPK戦の末にベスト8敗退に終わり、ザザはFWグラツィアーノ・ペッレやDFマッテオ・ダルミアンら、PKを失敗したチームメートとともに戦犯扱いされている。ザザ本人は4日、インスタグラムで謝罪しつつ、悔しさをうかがわせた。

「謝罪に加え、このチームのために喜び、信じ、最後まで苦しんだすべての人を落胆させてしまったことを残念に思う。僕はいつものように責任を負い、前進するよ。このグループが真のイタリア人に誇りをもたらしたと思っている」

「今回のことがあっても応援してくれたすべての人に感謝したい。特に、僕もこの代表チームのサポーターであることを言っておきたい。だから落胆しているだけじゃなく、僕は自分にキレているし、悲しく思っている。そのうえで、この代表が目覚めるのを見ることができて誇りにも思っている」

「このことは一生忘れない。チーム、そしてもちろん僕にとって、最も重要な瞬間だった。そして僕は失敗した。数年経てば、人が覚えているのはいくつかのエピソードだけで、試合のたびに準備を整えておけるよう、練習のたびに魂を込めていた23選手のことは忘れられるだろう。でも、それがサッカーだ。そういうものだ。もう一度、申し訳ない」

Oltre a chiedere scusa, aggiungo che mi dispiace aver deluso tutte le persone che hanno vissuto, gioito, creduto e alla fine sofferto per questa Squadra. Io mi assumo le mie responsabilità come ho sempre fatto, e vado avanti, consapevole che questo gruppo ha reso fieri gli italiani...quelli VERI. Quelli che hanno sempre tifato per Noi, indipendentemente dal valore della squadra. Quelli che prima di ogni partita cercavo di "spiare" e guardare negli occhi, per capire che non eravamo solo 23 in campo, ma un popolo intero..... Mi sento di ringraziare tutte le persone che mi hanno sostenuto dopo questo episodio, coscienti che la mia non era presunzione, e ci tengo a sottolinearlo questo. E soprattutto voglio dire che sono anche io un tifoso di questa nazionale, perciò oltre ad essere deluso, triste e incazzato con me stesso, sono anche orgoglioso di aver visto risvegliata una nazione differente da tutte le altre. Ciò che è successo me lo porterò dentro per tutta la vita. Era il momento più importante della squadra, anche ovviamente mio. Ed io l'ho fallito. Forse tra qualche anno si ricorderanno solo alcuni episodi e non di quei 23 che hanno dato l'anima in ogni allenamento per essere pronti partita dopo partita. Ma questo è il calcio, ed è così. Scusate ancora.

Simone Zazaさん(@simonezaza)が投稿した写真 -




だが、ザザの謝罪は批判の声を沈黙させるには至らず。いまだにザザを批判し、からかうサポーターがいる。そこで堪忍袋の緒が切れたのが、恋人のキアーラさんだ。ザザを侮辱したユーザーに対し、次のように述べている。

「あなたはとてつもないバカね。あなたの名前は知らないし、人生で何をしてきたかは知らないけど、私はあなたが今シモーネに対してやっていることであなたを評価する」

「あんたはとてつもないバカよ。きっと人生で何も間違えてこなかったのでしょう。家のソファに座ったままでも決めることができたんでしょう。シモーネの勇気、慎み深さ、謙虚さの10分の1でも持ったときに、あんたは自分をようやく男と言えるようになる。あなたの書き込みからは、とても男とは言えないからね」

「シモーネは絶対に誰のこともバカにしない。彼はピッチに向かうように求められ、責任を負った。男らしく! 彼は普段からああやってPKを蹴っている。そのために呼ばれたのは、普段の彼がミスをしないからよ。でも、私たちは人間で、スーパーヒーローでもロボットでもない。そして彼は失敗した」

「彼は25歳で、自分が『何者』でもないことを分かっている。でも、着ているユニフォームのために心血を注いでいる。今回のEUROでも出場した際にそうしてきた。彼もチームメートたちと同じ。どちらが上とか下とかじゃない。だから、この“ザザダンス”をちょっと笑って、『早期敗退』を嘆いて…でも、侮辱はうんざりよ!」



愛するザザのために言葉を発したキアーラさんには、応援のメッセージも多く寄せられている。