2016年リオデジャネイロ五輪バレーボール世界最終予選に挑んだ男子日本代表は、第2戦からまさかの4連敗。残り2試合を残した時点で五輪出場の夢が絶たれる厳しい結果となった。

4日放送、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、バレーボール元日本代表・山本隆弘氏やサッカー解説者・セルジオ越後氏が日本での開催やその大会フォーマットについて苦言を呈した。

まずはVTRで登場した山本氏がファンの声援について所感を述べた。「もの凄い声援を送ってくれたことは嬉しかったことではあるんですけど・・・」と前置きするも「かといって他の国に対してあの声援がプレッシャーになっているのかって言えばなってない。他の国からすればやり辛くない」とキッパリ。「(相手国が)サーブ打つ時ももの凄く静かにしてくれているっていうので、やりやすいという声は非常によくきく」などと続けた。

会場には女性ファンが多い上、男性アイドルグループをサポーターに起用していることから必ずしもバレーボールファンだけが集まっているわけではない。そのため対戦国からすればアウェーという空気は薄いのだろう。スタジオではセルジオ氏が「バレーボールの応援じゃないですね」と続く。「アイドルを観にきている人達の仕掛け。あまりに女性が多い。イケメンバレーボールチームって作ってコンサート気分になって、それが選手に危機感を感じさせるかさせないか」と厳しく言い放った。

また、日本開催が多いバレーボールの国際大会についても「なんで予選を全部日本でやるんですか」と疑問を呈した同氏は、「他のチームの試合も観たい、テレビで。なんで日本の試合しか中継しないのか」とも。その他にも「興行が先行しすぎている。ベンチにいる選手をずっとアップで映すとか意味ないじゃないですか」などと語気荒く語った。