インテルのエリック・トヒル会長がクラブを売却するようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』『スカイ・スポーツ』『コッリエレ・デッロ・スポルト』など、イタリア大手メディアがそれぞれ報じた。

トヒル会長は以前からゴールドマンサックスに「パートナー探し」を依頼し、中国の蘇寧グループとの交渉が報じられていた。当初は株式の20〜30%を売却する交渉だったが、イタリアメディアによると、蘇寧グループが株式60〜70%を取得することになったという。

『スカイ』によると、トヒル会長は株式30%を保持してクラブに残り、マッシモ・モラッティ元会長は29.5%の株式をすべて手放してクラブを去るとのこと。蘇寧グループは6〜7億ユーロ(約740〜860億円)の投資を見込んでおり、これはトヒル会長がモラッティ氏からクラブを買収した際の倍額にあたるそうだ。

『スカイ』は夏までに買収交渉がまとまる可能性を報じており、『ガゼッタ』は6月までと伝えた。

一方、報道を受け、モラッティ氏は次のように述べている。『スカイ』が伝えた。

「私の株を売るか? まだ決めていない。条件、時間、具体性次第だ。記事は私も知っている。彼らはまだ話し合っているところだと思うよ。私にニュースはない」