イギリスのブックメーカー「Betfair」が、28日に行われるチャンピオンズリーグ決勝を前に、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督がアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督に頭突きを見舞うかどうかを賭けの対象とした。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。


ジダン監督は現役最後の試合となった2006年のドイツ・ワールドカップ決勝で、延長戦にイタリア代表DFマルコ・マテラッツィに頭突きを見舞って退場となった。銅像もつくられた「世紀の頭突き」は、ファンの記憶に新しい。

報道によると、ジダン監督が敵将に頭突きを見舞うかどうかの賭けのオッズは101倍。1ユーロ(122円)を賭けて101ユーロ(約1万2400円)の当選金だ。今季はレスター・シティの「奇跡の優勝」への賭けが騒がれたが、「Betfair」はジダン監督の頭突きがレスター優勝よりも高い可能性とみているようだ。

なお、イタリア『ANSA通信』によると、今季のCL決勝の地ミラノの観光名所ドゥオーモ(大聖堂)前の広場に、ジダン監督の頭突きの像も披露されるとのこと。高さ3メートルのイルミネーションやプレキシガラスが施されているという。