映画『キャプテン・アメリカ』シリーズ監督のルッソ兄弟、中国産スーパーヒーロー映画の計画を発表
マーベルによる映画『キャプテン・アメリカ』シリーズで監督を務めたルッソ兄弟は、彼らが中国市場向けに設立した新たな製作会社のプロジェクト第1弾として、前代未聞の中国人スーパーヒーローが活躍する映画を手掛けることになった。
中国メディアによると、5月9日(現地時間)、ルッソ兄弟は、映像メディア文化交流プロジェクトの一員として北京で行われた調印式に出席した。彼らは、同プロジェクトを「ヒーローの覚醒(The Hero’s Awakening)」と呼び、報道によればプロデューサーとして関わるようだ。
今年3月、ルッソ兄弟は、中国の製作会社アンセム&ソングを設立し、中国映画の製作・配給を手掛けるユナイテッド・エンターテインメント・パートナーズと、投資ファンドであるHDQHとのパートナーシップ締結を発表した。それ以降、ルッソ兄弟は、ニン・ハオ監督(『クレイジー・ストーン 〜翡翠狂騒曲〜』)、チアン・ウェン監督(『弾丸と共に去りぬ -暗黒街の逃亡者-』)、ウー・アールシャン監督(『Mojin: The Lost Legend(原題)』)などの中国人監督たちと話し合いを行ってきた。
最近ルッソ兄弟は、中国人映画製作者から、精神で物事をコントロールできるキャラクターについての物語を提案され、製作に向けて動き出そうとしているとロサンゼルス・タイムズ紙に語った。「おそらく今秋には製作をスタートするだろう。製作費の予算は約3000万ドルくらいだ。2017年の年末、あるいは2018年に入ってからの公開を予定している」(ルッソ兄弟)。
ルッソ兄弟が手掛けた最新のハリウッド映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は、中国での劇場公開から4日間で1億500万ドルという驚くべき好発進を飾った。