スタバでの注文の仕方まで教えてくれる『妹に教えたい世界のお作法』

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『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』の続編、
『図でわかる!妹に教えたい世界のお作法 (いろんなひみつを暴いてみようシリーズ2) 』


前作『妹に教えたい世界のしくみ』は、世界の「しくみ」を、なんでも図表であらわす、というものでした。
「食肉の種類」「エグザイルトライブの構成と変遷」「タモリのレギュラー番組年表」などなど。詳しくはこちら
今回は、世界にある様々な「作法」を図で紹介しています。

1・明日すぐ使えるお作法


意外と間違えがちな、会釈・敬礼などを解説した「あいさつと礼のお作法」。
目上の人に、正しい場所に座ってもらう「席次のお作法」。
慶事や弔事の時に迷いがちな「前を通る時のお作法」。
日本で使いそうな礼儀作法が、一通り図入りでまとまっています。

「シアトル系コーヒーショップのお作法」の項目があるのが、すごくいい。
スターバックスなどでの注文の方法なんて、なかなか聞けない。
席次よりはるかに身近な問題ですよ。
「お見舞いのお作法」もいい。
お見舞いで実際に何を持っていけばいいのか。
そもそもお見舞いするべきなのか。
当たり前すぎて「いまさら」な部分を解説しています

2・知っておいて損のないお作法


すぐには使わないけど、気になって仕方ないお作法。
たとえば「海外でどのくらいチップを払えばいいのか」。
ホテルの作業員、レストラン、トイレ……などとなるともう、わかりづらいったらない。
相場をざっくりまとめています。チップの種類を見ているだけでも、お国柄が見えて面白い。

「お手を拝借」の各地方ごとのリズム一覧。
映画ではよく見るけどやり方がわからない「アフタヌーンティーのお作法」。
文章に赤ペンを入れる際の「校正記号のお作法」。
うん、もしかしたらいつかどこかで、使うかもしれない。

3・まず使わないお作法


名前は知っているけど到底入れない「園遊会のお作法」「歌会始の儀のお作法」。
茶道のように手順が決まっており、相手への伝言に使うこともある「マテ茶のお作法」。
ローマ教皇になるための「コンクラーヴェのお作法」。
よっぽどのことがない限り使いません。
世の中には、どんなものにでも作法がある、ということがわかるのが、面白い。

ジョークで、難しい内容をスッキリまとめています。
一冊目より実用度ははるかにアップ。
ただし、表紙にあるように「わかった気になれる」本。
ところどころインチキが混ざっているのでそこは見抜きましょう。

「公園デビューのお作法」という項目があります。
ママには身近な、超難題です。
ひそやかに存在している「ママ友名刺」。相手ママを不快にさせず、かつフラットな関係を保つための声のかけ方例。

無論そんな作法なんてないです。
ただ、真剣に論じるよりも、冗談混じりなほうが「そういうのもありか」という気持ちになれる。
「公園の利用者を観察し、もしイヤな感じのママがいるならば、そこは避けたほうがよいでしょう」
えーと、ネタですよね?
もっとも、わざわざ苦労する必要はないんだから、それでよい気がしてくる。

シリーズ第三弾として、『図でわかる!レミィに教えたい美しい日本』が2月中に出るそうです。

(たまごまご)