新次郎の心変わり「あさが来た」62話
朝ドラ「あさが来た」NHK 月〜土 朝8時〜)12月8日(火)放送。第11週「九転び十起き」第62話より。原案:古川智映子 脚本:大森美香 演出:尾崎裕和
大阪に帰ってきたあさ(波瑠)を五代(ディーン・フジオカ)が訊ねて来て、
懐妊を祝う。
あさの父がいよいよ銀行をはじめ、加野屋もこれからを考えなくてはならない。時代の変化に抗いたい気持ちでいた新次郎(玉木宏)も、ついに気持ちを変化させはじめ・・・。
目つきのすこぶる悪い納屋頭・サトシ(長塚圭史)が悪だくみを考えているらしいことが明らかになる冒頭。
危険を知らせるメジロが映って不安感を煽る。
そうとは知らないあさは新次郎に連れられて大阪へ。
鼻にミカンの皮を縛りつけている姿は異様過ぎる!! 鼻を整形したのかと思ってしまうだろ。
この異様な風体は、この回のラストに関係している(と思いたい)。ラストで、あさは、新次郎の姿に「さっぱりぽんや!」と眼を丸くする。その姿は、63話のお楽しみになっているが、62話の冒頭であさが先にへんな姿をしていることと関係があるはず。
それに、あさがあれだけヘンな格好をしているのだから、新次郎がいったいどんなふうになっているのかと期待を煽ることにも役立っている。
さすが、あさ、ファースト・ペンギンと言われるだけはあるな。
五代がやって来て、「子供を生み育てるという事は、ほかのどんな新しい産業興すよりもお国のためになる事です。」と言う。うーん、ここもなんかプロパガンダふう・・・。でも、お金についての話は悪くない。
「どんなに働いてても 人は皆 いずれ死んでしまうし お金は墓場には持っていかれへん。それよりも問題は 後世に何を残せるかだけです」
それが子供でもあり、いい作品だったりでもあり、「あさが来た」も後世に残る名作になりますように。
ところで、あさが五代に、いまは何してるんですか? と訊くけれど、仕事の話だけじゃなく、結婚してるのか、子供はいるのか、訊いてみてほしい。
ドラマのなかで、独身であるとは一度も明言してはいないので、言ってないけど史実どおり、結婚離婚再婚してたっていうことなのかもしれないし、巧妙だぞ。
(木俣冬)
木俣冬の日刊「あさが来た」レビューまとめ読みはこちらから
62話はこんな話
大阪に帰ってきたあさ(波瑠)を五代(ディーン・フジオカ)が訊ねて来て、
懐妊を祝う。
あさの父がいよいよ銀行をはじめ、加野屋もこれからを考えなくてはならない。時代の変化に抗いたい気持ちでいた新次郎(玉木宏)も、ついに気持ちを変化させはじめ・・・。
ミカンとあさ2
目つきのすこぶる悪い納屋頭・サトシ(長塚圭史)が悪だくみを考えているらしいことが明らかになる冒頭。
危険を知らせるメジロが映って不安感を煽る。
そうとは知らないあさは新次郎に連れられて大阪へ。
鼻にミカンの皮を縛りつけている姿は異様過ぎる!! 鼻を整形したのかと思ってしまうだろ。
この異様な風体は、この回のラストに関係している(と思いたい)。ラストで、あさは、新次郎の姿に「さっぱりぽんや!」と眼を丸くする。その姿は、63話のお楽しみになっているが、62話の冒頭であさが先にへんな姿をしていることと関係があるはず。
それに、あさがあれだけヘンな格好をしているのだから、新次郎がいったいどんなふうになっているのかと期待を煽ることにも役立っている。
さすが、あさ、ファースト・ペンギンと言われるだけはあるな。
五代の今
五代がやって来て、「子供を生み育てるという事は、ほかのどんな新しい産業興すよりもお国のためになる事です。」と言う。うーん、ここもなんかプロパガンダふう・・・。でも、お金についての話は悪くない。
「どんなに働いてても 人は皆 いずれ死んでしまうし お金は墓場には持っていかれへん。それよりも問題は 後世に何を残せるかだけです」
それが子供でもあり、いい作品だったりでもあり、「あさが来た」も後世に残る名作になりますように。
ところで、あさが五代に、いまは何してるんですか? と訊くけれど、仕事の話だけじゃなく、結婚してるのか、子供はいるのか、訊いてみてほしい。
ドラマのなかで、独身であるとは一度も明言してはいないので、言ってないけど史実どおり、結婚離婚再婚してたっていうことなのかもしれないし、巧妙だぞ。
(木俣冬)
木俣冬の日刊「あさが来た」レビューまとめ読みはこちらから