東海大甲府vs霞ヶ浦

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打線好調!

1安打無失点の松葉行人(東海大甲府)

 東海大甲府は1回に4番・松岡 隼祐(2年)の2点タイムリー二塁打で先制。2回にも追加点を挙げ、霞ヶ浦のエース・飯村 将太(2年)をノックアウトした。

 5回には1番・萩原杏磨(2年)の犠牲フライ、6回には7番・栗田峻至(2年)のタイムリー二塁打で突き放し、8回に再び栗田がタイムリーを放って7点差。コールドゲームが成立した。

 「今、選手たちが成長していると感じています。県大会を終わってから打撃を強化しようと4週間くらい竹(バット)を使いながら金属を持たずにバッティング練習してきたのが生きたかなと思います」と17安打を放った打線を讃えた。

 そして指揮官が「感動しました」と話したのが背番号10の右腕・松葉 行人(2年)のピッチング。武器であるチェンジアップを有効に使い、霞ヶ浦打線を1安打無失点に抑えた。「今日は自分でも良いピッチングができたので素直に嬉しいです。イニングごとに集中して、ベンチに戻ればしっかり休むという切り替えができたと思います」と本人も笑顔を見せた。

 さらに、「ライト方向に風が吹いていて、左打者が多い打線だったので、引っ張られるとのびてホームランになる可能性があった。アウトコースへの変化球を丁寧に投げようと思いました」と冷静な分析も光った。

 エースナンバーは1回戦で先発した菊地 大輝(2年)が背負うが、松葉もこの番号を奪うことに燃えている。指揮官が「菊地とは正反対で努力家。一生懸命毎日投げている」と話す松葉のピッチングに今後も注目だ。

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