お気に入りの洋服が傷まない!女子なら覚えておきたい洗濯の基本

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ニットが縮んでしまったり、大丈夫だろうと思って洗った衣類に色移りしてしまったり…洗濯の失敗で涙したという女子も少なくないはず。そんな女子たちの悩みを解決に導いてくれるのは、クリーニング師で洗濯アドバイザーの中村祐一さん。

「洗濯機に入れる前に衣類をきちんと確認すれば失敗しません。洗濯前のチェック項目をおさらいして、トラブルから衣類を守ってあげましょう」(同)

◆<ステップ1> 洗濯絵表示を見極める

洗濯をする前に衣類の内側についている洗濯絵表示をチェック。これを見るだけで、洗濯機で洗うべきか、手洗いをしたほうがいいのか、クリーニング店に任せたほうがいいのか、わかるはず。

◆<ステップ2> 色や汚れで衣類を分類する

色や柄がある衣類と白い衣類を一緒に洗うと色移りの恐れがあるのは周知のとおり。白物だけまとめて洗うのを徹底して。また、色柄物のみで洗うときも、見た目の色柄が濃い衣類は目の細かい洗濯ネットに入れて洗うと色移りしにくくなる。

◆<ステップ3>汚れがひどい衣類は別扱いで

シミや黄ばみなどがあり、汚れがひどい衣類は前もって手洗いやシミ抜きをしてからほかの衣類と洗うようにしよう。

また、大切にしたい洋服は、いつもより脱水時間を短くすることが長持ちのポイント。脱水時間が長いほど水気はなくなりますが、衣類が傷んでダメージを受けやすくなり、型崩れをしてしまう危険が。

「特にデリケートな素材は洗濯機で脱水せず、バスタオルに挟んで水気をとってあげるほうがいいでしょう」(同)

気に入って買った洋服はベストの状態で長く着たいもの。そのために素材に合った洗い方を実践して。

中村祐一
クリーニング師・洗濯アドバイザー。洗濯に関するアドバイスを始めると、全国放送のテレビをはじめ各種メディアから次々と出演依頼が殺到しいつしか「洗濯王子」の愛称で呼ばれるようになる。自身の洗濯術をまとめた本を出版、大手メーカーとのコラボレーションなど、活動の幅は広がり、これまでに2000人を超える一般の主婦や芸能人などにも洗濯方法を直接アドバイス。2014年東京にSentaku Studioを開設。洗濯、しみ抜き、アイロンなどを直接学べる洗濯教室をスタート。より多くの人に洗濯の魅力を伝えるべく活動中。