Apple Watchの予約で最も人気があったモデルと組み合わせが判明
200万人のオンラインショッピングのデータを元に分析を行うSlice Intelligenceが、2015年4月10日から予約受付が始まったApple Watchの売上データに基づく分析レポートを発表しました。レポートではApple WatchとApple Watch Sportの売れ行きデータが分析されており、どのモデルが人気なのか購入者の傾向が分かるレポートとなっています。
First Apple Watch Data: One Just Isn’t Enough | Slice Intelligence
Slice Intelligenceの分析によると、アメリカでは95万7000人のAppleファンがApple Watchの事前予約をしたと推測されています。1人あたりの平均購入数は1.3本で、1本につき平均で503ドル84セント(約6万円)を支払っています。さらに詳しくみると、Apple Watch Sportには1本につき平均382ドル83セント(約4万6000円)、そしてApple Watchには1本あたり平均707.04 ドル(約8万5000円)を支払っているとのこと。
Apple Watchを購入した人の72%が過去2年以内にAppleの製品を購入し、21%の人が過去数ヶ月の間にiPhone 6またはiPhone 6 Plusを購入していることがわかっています。約3分の1の購入者が2つのApple製品を購入していることになり、11%がApple Watchを加えた3つの製品を購入していることになります。
また、全購入者のうち62%が低価格モデルのApple Watch Sportを購入しているとのこと。Apple Watchは38mmモデルと42mmモデルの2モデルがラインナップされていますが、全体の71%が42mmモデルをチョイス。Sportモデルの場合は38mmモデルが選ばれる傾向にあり、その比率は32%。一方のApple Watchの場合は24%が38mmモデルを選択しています。
モデルで最も人気のあるものがスペースグレイアルミニウムケースで全体の40%、続いて34%のステンレススチールケース、3番目が23%のシルバーアルミニウムケース、最後に3%のスペースブラックステンレスです。
Apple WatchとApple Watch Sportの購入者の中で、ブラックスポーツバンドが断然人気のバンドで全体の49%にもなり、2番目がホワイトスポーツバンドの16%、3番目がミラネーゼループの10%となっています。
モデル別のバンドのチョイスは以下のような感じ。Apple Watch Sportの場合は、ブラックスポーツバンドが64%と圧倒的に選ばれており、2位のホワイトスポーツバンド(22%)に大きく水をあける結果となっています。
一方のApple Watchでも、最も選ばれていたのはブラックスポーツバンドでシェアは28%。ただし、2位のミラネーゼループが25%との2強状態となっており、続いてリンクブレスレット、ブラッククラッシックバックルなどがこれに続くという結果が判明しています。
なお、Slice Intelligenceのデータによると、Apple Watchの予約受付と同時に発売されたMacBookはオンラインで4万8000台が予約されたとのこと。スペースグレイがもっとも人気のあるカラーで全体の58%になり、次にゴールドの36%となっています。また、512GBモデルが全体の53%を占め、256GBモデルを若干上回っています。MacBook購入者のうち43%がApple Watchを予約しており、75%が過去2年の間に他のAppleの製品を購入しています。Apple Watch単体を購入する人よりもApple製品を購入する傾向があり、26%が事前受付でiPhone 6またはiPhone 6 Plusを購入していました。