1月の事件発覚直後、記者会見に応じるライブドア元社長の堀江貴文被告(資料写真:常井健一)

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上半期のキーワードは、ライブドアと堀江貴文──。ポータルサイト「インフォシーク」を運営する楽天<4755>が3日発表した「2006年上半期 キーワードランキング」でこんな結果が出た。

 この調査は今年1月1日から6月30日までに「インフォシーク」で検索された単語を集計し、検索回数の割合を数値化してまとめた。

 「時事」のカテゴリーで「ライブドア」が2位の「荒川静香」(トリノ五輪金メダリスト)と2倍差の2471ポイント、「男性有名人」としてはライブドア元社長の「堀江貴文」が2位の「亀田興毅」(プロボクサー)と2.5倍差の936ポイントをつけて、いずれもダントツの首位。総合で見ても、「ライブドア」が首位、「堀江貴文」が9位となり、1月に発覚したライブドア事件への注目の高さが浮き彫りとなった。

 また、株式市場の動きに関わる検索が集中した結果、「株価」が総合8位と検索語として初めてベスト10入り。楽天は、「『ライブドアショック』の裏を返せば、手軽さを打ち出したネット証券の台頭もあり、株式ブームに乗って小口ながらも手軽な投資としてユーザー内にネットトレーディングが浸透していたことが分かる」と分析している。

 「インフォシーク」は1996年開設で、米アレクサ・インターネット社が行った直近の人気サイト調査では国内首位の「ヤフー・ジャパン」、同5位の「ライブドア」に対し、10位となっている。楽天によると、1カ月あたりの利用者数は1900万人(2006年3月現在)という。

 同日発表の上半期キーワード総合ランキング・ベスト10は次の通り。

1位  ライブドア
2位  2ちゃんねる
3位  無料
4位  荒川静香
5位  大阪
6位  ダ・ヴィンチ・コード
7位  楽天
8位  株価
9位  堀江貴文
10位  攻略

【了】

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