5月14日と15日、北京では「一帯一路」国際サミットが華々しく開催された。ロシアのプーチン大統領をはじめ、「現代版シルクロード」の沿線国の首脳が29人も集まり、総勢1500人の参加者という、習近平国家主席の面子をかけた大イベントであった。紛争の火種を抱えるパキスタン、トルコ、カザフスタンなどの大統領も出席したため、北京では1カ月前から厳重なテロ対策と警備体制が敷かれた。筆者もこの間、中国に滞在していたが、