23日、シドニーのスタジアム・オーストラリアで行われたアジア杯準々決勝=日本代表×UAE代表の一戦は、日本がPK戦の末に敗れる結果となった。

日本は35本のシュート(UAEは3本)を放ち、コーナーキックも18本(UAEは0本)。支配率でも倍以上上回っていたが、攻撃の殆どは得点に繋がらなかった。

すると、24日、NHK「サタデースポーツ」ではサッカー解説者・福西崇史氏が試合を振り返っている。

「ゲームは支配できた。ただ我慢ができなかった」と切り出した福西氏は、その真意を「先制された時の相手の勢いも我慢できなかった。先制されたことで相手の速いサッカーに自分達が合わせてしまった」と説明。「ボールは支配できてましたから相手を疲れさせて後半勝負っていう考え方もありだったのでは。攻撃の量というより質の問題」などと続けた。

また、最も大きな敗因について訊かれると、「スケジュールによる問題が大きかった。ハードスケジュールの中、スタメンを変えずにやった。その影響もあり身体が重かったのでは」と見解を述べた福西氏、「なぜメンバーを変えずに戦ったのか?」という質問には「結果をアギーレ監督は欲しかったのでは?」と推測した。