23日、シドニーのスタジアム・オーストラリアで行われたアジア杯準々決勝において、日本代表はPK戦の末にアラブ首長国連邦(UAE)に敗れ、連覇の夢は途絶えた。

再三得点のチャンスを作りながらも決定力に泣いた日本代表について、同日、テレビ朝日「報道ステーション」ではサッカー解説者・中山雅史氏が批評した。番組内で語った中山氏の主なコメントは以下の通りだ。

「PK負けということなんですけど、それ以前の問題だと思う。かなり多くのチャンスを演出していました。作っていました。そこで決めることができなかったのが結局PK戦に繋がり負けてしまった。決定力不足と言われればそこまでなんですけど、決定力と言っても色々あると思う。

実際ブラジルW杯ではペナルティエリア内のシュートからのゴールというものが半分以上ワンタッチで決められている。そういった中で考えると、今日の試合やはり日本はワンタッチではなく、ツータッチ、スリータッチしている上でキーパー、あるいはディフェンスにコースを切られてしまったり、ポジションを修正され、決め切ることができない。

確かにフリーもあったが、それも決め切る力がない。技術がないというところに至ってしまうのかなと。世界は時間もスペースも限られている。その中で決め切る力を養っていく必要がある」