21日に行われた仁川アジア大会のバドミントン男子団体準々決勝、日本-韓国の試合で、場内の空調が日本側に不利な環境にあったと、日本代表が疑惑を提起した。韓国代表は「ありえない」などと反発している。(イメージ写真提供:123RF)

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 21日に行われた仁川アジア大会のバドミントン男子団体準々決勝、日本-韓国の試合で、場内の空調が日本側に不利な環境にあったと、日本代表が疑惑を提起した。韓国代表は「ありえない」などと反発している。

 韓国の複数のメディアは、日本の報道を引用しながら「疑惑の風」について紹介。「田児賢一が『第2ゲームから突然、風が吹いてきた。試合中に、あんなに風が変わるのは経験したことがない』、「日本の舛田圭太コーチも『(コートが替わっても)田児に向かい風が吹いた』、『大会本部に調査を依頼した』と語った」と発言を伝えた。

 日本側の主張について、韓国側は強く反発している。韓国バドミントン協会の関係者は「体育館のエアコンの風向きを調節するシステムはない」とし、「故意に風向きを変えたという日本の主張はありえないことだ」と話した。

 また、韓国代表の関係者は「エアコンの風による被害はわれわれも受けた」と述べ、風の影響は韓国側にもあったと説明した。

 日本代表と対戦した韓国代表のイ・ヨンデは、試合後、「風の影響が強く、また照明のせいでシャトルがよく見えないといった問題があった」と話し、韓国側に有利だったのではなく、場内の環境に問題があったことを指摘した。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)