C・ロナウド、レアル正GK争いへの言及に辟易「議論は終わった」

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 23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第5節のエルチェ戦で4得点を決め、5−1とレアル・マドリードを勝利に導いたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。同試合でのボールを息子にプレゼントした同選手が、試合後にコメントした。スペイン紙『アス』が伝えている。

 自身の4得点で5−1と完勝したエルチェ戦について、「とても良い試合だった。自分のファウルがPKとなって、少し出だしは悪かったけど、僕たちはその後に2得点を続けて決めた。良いリアクションをしたね。1試合で4得点を決めるのはとても難しいことだ。ゴールを決めるためにパスをくれた仲間に感謝している」と、振り返った。

 エルチェの先制点は、自身のファウルがPKと判定されたものだった。クリスティアーノ・ロナウドは、「審判には不満を訴えたけど、あれはペナルティ(PK)だった。それは認めなければならない。あんなことになるとは思っていなかった。すごくすばやい出来事だった。だけど、審判の決断は正しかった」と、自身のファウルであることを認めた。

 また、スペイン代表GKイケル・カシージャスがベンチに座り、スペイン人MFアシエル・イジャラメンディやスペイン代表MFイスコが先発で起用されるなど、メンバーが替わったことについて、クリスティアーノ・ロナウドはカルロ・アンチェロッティ監督の考えを尊重している。

「監督は入れ替えを行わなければならない。休ませるためにローテーションをしなければならない。僕は良いと思う。チームがシーズンを通してずっとトップコンディションでいるためには良いことだ」

 4得点を決めたことについては、「(1試合で4得点を決めたのは)2、3回やったことある。これはチームのことだ。彼らが僕を押し出してくれた。僕をとても助けてくれたことを仲間には感謝している」と話した。また、“9番”のエースストライカーの役割を与えられてプレーしたことについては、 「監督の決断を僕たちはリスペクトしなければならない。監督はローテーションを行い、彼は僕がFWとしてプレーすることを望んだ。最も重要なことは勝利することで、上に行くためにこの競争を続けていくことだ」と、語った。

 同試合では、コスタリカ代表GKケイロル・ナバスが起用された。カシージャスとケイロル・ナバスの正ゴールキーパー争いについて質問されると、クリスティアーノ・ロナウドは以下のように回答した。

「いつも同じことを話すことはない。イケルとケイロルはリーガで最高のGKだ。このテーマにはもううんざりしている。最も大事なのは継続し、向上することだ。この議論はもう終わっている。人々はイケルがクラブにとってとても重要な選手であることを理解するだろう」

 また、クリスティアーノ・ロナウドは、イングランドのプレミアリーグに復帰するという自身の噂についてはこうコメントしている。

「僕の未来はレアル・マドリードだ。僕は満足している。シーズンはとても良いものだし、僕は自分の未来について話していない。何も思わないよ」

 さらに、レアル・マドリードのかつての指揮官であるジョゼ・モウリーニョ監督が「クリスティアーノ・ロナウドとの関係は存在しない」とコメントしたことについては、「このテーマは大事なことではない。大事なのはレアル・マドリードだ。個人的にはクラブと良好だし、このユニフォームを助けたいと思っている。他のテーマは僕が話すことではない」と、話した。