FC岐阜のラモス瑠偉監督 (撮影/フォート・キシモト)

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フジテレビ「ワンダフルライフ」(20日放送分)では、元サッカー日本代表で現在はJ2FC岐阜の監督を務めるラモス瑠偉がゲストで出演、そのサッカー人生をフィーチャーした。

まずW杯ブラジル大会で1分2敗に終わった日本代表について「逆にもったいなかったです」と切り出したラモスは「(大会が)始まる前に正直、3連敗かベスト8行くのか(と予想していた)」と続けた。

その理由を「選手達が今までやってきたこと、自分達で言ってることをちゃんとやってくれれば勝ち続けるんじゃないかと思った」と話したが、ラモスは「結局、蓋開けたら何もできなかったね」と悔しさを滲ませつつ、番組MCのリリー・フランキーから「生まれた国ブラジルで開催されて日本が出場する」と訊かれれば「最高だったですよ。ベスト8で日本が世界を驚かせて、ブラジルと当たったら面白いなって。それでブラジルを苦しめて苦しめて勝つ。これを夢見てた」とも――。

また、1993年10月、自身のW杯出場の夢が潰えた「ドーハの悲劇」について言及したラモスは「もちろん(年齢的にも)最後だったし、最後の恩返し。日本をW杯に連れて行きたいなっていう気持ちだけで精一杯だった」と話すと、「“ドーハの悲劇”っていう名前で残ってるんだけど、帰ってきて次の日に奥さんとかいて何が悲劇だよ」と語気を強めた。

「イラク帰る、イラン帰る、北朝鮮帰ると何が待ってるか分からない。我々は幸せや」と続けたラモスは「この負けが意味がある。ただ、自分に説明できない。ただ意味があったと思います。全て日本のサッカー界がそこから始まってる。素直に(反省点を)取り込んで真面目にサッカーやれば4年後にW杯行かせてあげる。神さまはそう言ってたんじゃないかな」と振り返った。